補聴器って必要?

耳の病気
聴力低下で日常生活に支障をきたすようなら、認知症の原因になる事もありますので、補聴器をすることをお勧めします。特に高度の聴力低下がある方は、身体障害者の認定をしてもらうと補聴器を安く購入できますので、まずは耳鼻咽喉科に相談してください。

 

人間は年をとるにつれて聴力が低下してきます。

ある一定の聴力低下があると、日常会話が困難になり生活に不自由を感じます。

 

その際に聞こえの程度をアップさせる補聴器が必要になることがあります。

補聴器はマイクから入ってきたアナログの音をデジタルに変換してプロセッサーで増幅などの信号処理を行い、アナログ信号に戻してイヤホンから音となって耳に聞こえます。

 

この際に音の高さごとに分割して増幅します。

小さい音は十分増幅し、大きい音はうるさすぎないように音を加減します。

 

雑音やハウリングを抑制する機能も近年性能が上がってきています。

聴力が低下して日常生活で困るようなら補聴器することをお勧めします。

ただし、軽度の聴力低下であれば、高価な補聴器を購入するにはお財布事情と相談する必要があります。

高度の難聴があり、周りも不自由するようなら、この場合は身体障害者にあたる可能性があります。

 

身体障害者に該当すると、補聴器購入の補助がおりますので、1割程度で購入することができますので、お近くの耳鼻咽喉科を受診して身体障害者の認定書を書いてもらい、市町村の役場に提出してください。

補聴器と似たもので集音器というものがありますが、こちらは集めた音をただ大きくして聞こえるようにするものです。

めがねにたとえると、通常のめがねはその人に合わせて作るものでそれを補聴器と考えると、集音器は老眼鏡や虫めがねの様なもので誰にでも大きく見えやすくするといったものです。

 

めがねはみんなかけることに躊躇しませんが、補聴器は年寄りくさいからといって嫌がる方が多いです。

聴力低下で日常会話に支障があると、認知症発症のリスクが高くなることも分かっています。

 

最近はおしゃれな補聴器も出ています。

若者も結構スマホの会話や音楽のためにイヤホンをする事が多くなっていますが、似たようなものも出ていますので、決して年寄りくさいということはなくなってきていると思います。

 

補聴器には箱形のポケットタイプから、耳かけ型、スマホイヤホンのような小型耳かけ型、耳穴型など色々な形のものがありますので、機能と見た目を考慮しながらみなさんが最適なものをお選びになると良いと思います。

 

その際には是非その場で決めずに一度借りて何日かつけてみることをお勧めします。

その場ではいいように感じても家に帰ってみるとあまり良くなくて結局つけてない人も多いからです。

お店の方とよくご相談ください。

 

よく両親の誕生日に補聴器をプレゼントするという話を聞きますが、補聴器はめがねと一緒でその人に合わせないと意味がありませんので、要注意です。

どちらかというと集音器をプレゼントした方が良いですが、こちらはただ音を大きくするだけなので、音の高さごとに聴力の違いがあると、不快に思う方もいるかもしれません。

ですから、是非一緒に耳鼻咽喉科、補聴器店に行かれて購入してあげる方が良いと思います。

 

 

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